実際にベーカリーで働いてみた

守秘義務があるんで具体的な名前は出せないんだけれど、ここんとこ、京都市内の某ベーカリーで研修をさせてもらっている。
いわゆる「インターンシップ」という奴だ。
朝早くから厨房に入って、ベーグル茹でたりピザにソース塗ったりという比較的簡単な作業をやらせてもらっている。

憧れのベーカリー(結構な有名店だ)の厨房で、働いているのだ。俺が。
こないだ専門学校に入ったばかりなのに、なんだか不思議な感じだなぁ。


専門学校から、「インターン先の希望を出せ」と言われたときは、まさかこんなオッサンのインターンなんぞ受入れるところは無いんじゃないかなぁと思ったんよ。
だってインターンって本来は就職活動の一環な訳だしさ。
だから断られるの覚悟、ダメ元で個人的に大好きなパン屋さんの名前を出したら、何故か受け入れてもらえたのだ。
ひゃっほう。

インターンに入る前に細かい条件を打ち合わせるために店主さんにお会いしたのだが、すごく気さくな方で、また、この歳での製パン業界への転職に対しても理解のある人だった。

「研修なんだから」って、初日から、俺が「いいのか!?」と思うほど色々なことをやらせて頂いているし、アドバイスもいろいろとしてもらっている。
まったく、ありがたいったらありゃしない。
俺、こういう「人の運」みたいなのには恵まれているのだろうか。

まぁ、その、なんだ。
望んで勉強させてもらっているのだから、不満はないのだが、やはり疲労は半端ない。
インターンは一日8時間だけという、パン職人の世界からすればパートタイムみたいな条件だし、しかも週休二日だ。
それに俺の作業なんて、全然トロくさいだろうし(俺の目からみると、店主さんの動きなんてビデオの倍速に見える)、こんなんで身体がしんどい、と言ったら笑われるだろうとは思うが。
それでも、厨房はパン屋の宿命として灼熱だし、ずーっと立ち仕事だしね。水を飲んでも飲んでも汗になるし。
初日が終わった日の夜は、足がこむら返りを起こしたぐらいだ。

それでも自分がちょっとでもお手伝いしたパンが、お客様に買っていただけるのはワクワクするし、嬉しい。
少しずつ、仕事の流れがわかってくると、自分から「店長、次はコレやりましょうか」とか言えるようにもなってきた。
体力的にも、身体が慣れてきて、結構余力が残るようになってきた。

作業の実務的なこと以外にも、例えば衛生についての考え方や、材料は1gたりとも無駄にしないというコスト意識など、スピリッツの部分で学んだ事は多い。
思っていた以上に、今回のインターンシップ、勉強になっていると思う。
研修は残り一週間あるんだけれど、まぁ体調を崩さず頑張ってみたいなぁ。



研修中は俺は毎朝4時半に起床しているんだが、親や妻を起こさないように‥‥とは思うんだけどどうしても起こしてしまう。(特に同じベッドで寝ている妻はどうにもならない)
なにかと負担をかけていると思うが、気持よく送り出してくれて家族にも感謝だ。


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‥‥ここに書いているだけでは感謝にならないと思うので、休みである今日は、朝から頑張ってベーグルを作ってみた。
研修先仕込み‥‥と言うと大げさだが、毎日ベーグル茹でてるうちに作ってみたくなったので。

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ちなみに今回はこないだ「自分へのご褒美」に買ったスタンドミキサーが大活躍したよ。
一度に粉500gとか捏ねられるし、いいわコレ。


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で、調子に乗って作りも作ったり、ナッツとチーズとクルミとブルーベリーと抹茶とチョコの6種類。
誰がそんなに作れと言ったかー。

‥‥だんだんと大量生産しかできない身体になりつつあるなぁ。



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