こぼれたハートと揚げたパン
専門学校の一年制ってのは、目が回るくらいに展開が早い。(前の記事と書き出しが一緒だ)
決してムチャクチャ忙しいって訳ではないんだけど、授業にしろイベントにしろ、サクサクと進んでいくから油断すると置いてけぼり食らいそうになる。
「バリスタ」の授業で、いつかカプチーノにハートが描けるようになりたいなぁ‥‥なんてこないだココに書いたが、実際には「いつか」どころじゃなかった。
その次の授業で全員がハート描けるように練習させられたっちゅうねん。
自力で豆をキコキコ挽いて、マシンにセットして、エスプレッソを抽出。すかさずミルクをスチームしてさ、ピッチャーを上手いこと動かして、エスプレッソのクレマ(泡)の下にミルク注いでさ。ミルクが液面に溢れてきたら、ピッチャーを
ふるふる振って、丸くミルクで円を描いてさ。最後にピッチャーの先っちょで液面サラッと切ったらハートの出来上がりー。
めっちゃミルクこぼれてるけど、なんとかハートっぽい模様は描けたかなぁ。
いつの間にか、どんどん新しい技術が身に付いていくのは楽しいね。(ドヤ顔)
めっちゃミルクこぼれてるけど。
****************************************
製パンの実習は今週は揚げドーナツとぶどうパンという昭和の給食っぽいラインナップ。
ぶどうパンってのがダサいなら、パン・オ・レザンとでも呼んで頂ければ。
同じ意味だけどさ。
あんドーナツとカレーパンとリングドーナツとツイスト。
4つの揚げパンはどれもカラリと揚がったよ。
ツイストを手でくりんっと捻るのが難しかった。
紐状にした生地に手のひらを乗せて、奥から手前に「くりんっ」って捻るんだけど、コツがつかめないと生地がねじれないでそのままズリズリと動くだけでさ。
自転車に乗るのと同じで、一回「わかった!」ってなったらホイホイ出来るんだけどね。
粗熱が取れたとこで、山盛りにしたブドウ糖のプールでドーナツを粉糖まみれにする作業も、幼児の砂遊びみたいで楽しい。
ぶどうパンは同じ生地で山型食パンにしたりコッペパンにしたり、コッペパンの方はハサミで切れ目入れてバター絞った上に砂糖かけて焼いた。
カロリーすっげぇ。
製パンのS先生は技術も知識も志もすごくレベル高い人。
授業中にいきなり俺に名指しで質問をぶつけてくるのが焦る。
いやもちろん俺だけではないんだけど、俺が質問受ける率が高い気がする。
5割くらい?年長組(オッサン組とも言う)だからかなぁ。
「…ではWさん(俺)、イーストの種類はどんなものがある?」
「へっ?…生イーストとドライイースト‥‥あとインスタントドライイーストに‥‥ええと、セミドライイーストです。」
「よろしい。生イーストとインスタントドライイーストは特性がどう違う?」
「生イーストは即効性があって発酵がすぐ始まるけど、発酵力が落ちるのも早くて‥‥逆にドライイーストは活性に時間かかる代わりに長く発酵力が続きます。」
「では、もし生地を三時間発酵させるならどのイーストを使う?」
「さ、三時間ならドライイーストですかね。」
「はいよろしい。」
俺、冷や汗びっしょり。
先生の話をきちんと聞いてりゃ答えられる質問ばかりだけど、一瞬も気を抜けねぇー。
いや本当、学べば学ぶほど、パンは奥が深い。
深すぎて泣きそうだ。
理想を目指して走れば走るほど、目指すゴールはもっと遠くにあることを思い知らされるよ。
‥‥なーんて事をボヤいたらきっと、
「パンだけじゃなくてカプチーノだって奥が深いっちゅーねん!!」
ってバリスタ科のN先生に怒られるのだろうなぁ。
うん、次はこぼさずにハート描けるようにするわ。
ちなみにこれは先生のカプチーノ。
となりのト○ロ。
‥‥やっぱりどの分野も奥が深いわー。
決してムチャクチャ忙しいって訳ではないんだけど、授業にしろイベントにしろ、サクサクと進んでいくから油断すると置いてけぼり食らいそうになる。
「バリスタ」の授業で、いつかカプチーノにハートが描けるようになりたいなぁ‥‥なんてこないだココに書いたが、実際には「いつか」どころじゃなかった。
その次の授業で全員がハート描けるように練習させられたっちゅうねん。
自力で豆をキコキコ挽いて、マシンにセットして、エスプレッソを抽出。すかさずミルクをスチームしてさ、ピッチャーを上手いこと動かして、エスプレッソのクレマ(泡)の下にミルク注いでさ。ミルクが液面に溢れてきたら、ピッチャーを
ふるふる振って、丸くミルクで円を描いてさ。最後にピッチャーの先っちょで液面サラッと切ったらハートの出来上がりー。
めっちゃミルクこぼれてるけど、なんとかハートっぽい模様は描けたかなぁ。
いつの間にか、どんどん新しい技術が身に付いていくのは楽しいね。(ドヤ顔)
めっちゃミルクこぼれてるけど。
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製パンの実習は今週は揚げドーナツとぶどうパンという昭和の給食っぽいラインナップ。
ぶどうパンってのがダサいなら、パン・オ・レザンとでも呼んで頂ければ。
同じ意味だけどさ。
あんドーナツとカレーパンとリングドーナツとツイスト。
4つの揚げパンはどれもカラリと揚がったよ。
ツイストを手でくりんっと捻るのが難しかった。
紐状にした生地に手のひらを乗せて、奥から手前に「くりんっ」って捻るんだけど、コツがつかめないと生地がねじれないでそのままズリズリと動くだけでさ。
自転車に乗るのと同じで、一回「わかった!」ってなったらホイホイ出来るんだけどね。
粗熱が取れたとこで、山盛りにしたブドウ糖のプールでドーナツを粉糖まみれにする作業も、幼児の砂遊びみたいで楽しい。
ぶどうパンは同じ生地で山型食パンにしたりコッペパンにしたり、コッペパンの方はハサミで切れ目入れてバター絞った上に砂糖かけて焼いた。
カロリーすっげぇ。
製パンのS先生は技術も知識も志もすごくレベル高い人。
授業中にいきなり俺に名指しで質問をぶつけてくるのが焦る。
いやもちろん俺だけではないんだけど、俺が質問受ける率が高い気がする。
5割くらい?年長組(オッサン組とも言う)だからかなぁ。
「…ではWさん(俺)、イーストの種類はどんなものがある?」
「へっ?…生イーストとドライイースト‥‥あとインスタントドライイーストに‥‥ええと、セミドライイーストです。」
「よろしい。生イーストとインスタントドライイーストは特性がどう違う?」
「生イーストは即効性があって発酵がすぐ始まるけど、発酵力が落ちるのも早くて‥‥逆にドライイーストは活性に時間かかる代わりに長く発酵力が続きます。」
「では、もし生地を三時間発酵させるならどのイーストを使う?」
「さ、三時間ならドライイーストですかね。」
「はいよろしい。」
俺、冷や汗びっしょり。
先生の話をきちんと聞いてりゃ答えられる質問ばかりだけど、一瞬も気を抜けねぇー。
いや本当、学べば学ぶほど、パンは奥が深い。
深すぎて泣きそうだ。
理想を目指して走れば走るほど、目指すゴールはもっと遠くにあることを思い知らされるよ。
‥‥なーんて事をボヤいたらきっと、
「パンだけじゃなくてカプチーノだって奥が深いっちゅーねん!!」
ってバリスタ科のN先生に怒られるのだろうなぁ。
うん、次はこぼさずにハート描けるようにするわ。
ちなみにこれは先生のカプチーノ。
となりのト○ロ。
‥‥やっぱりどの分野も奥が深いわー。
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