禁煙外来に行ってみた

タバコをやめてみようと思いたった。
決心した、とかそういう重い単語ではなくて、「ふと思いついた」って感じが近い。
「そろそろ床屋に行かなくちゃなぁ」とか「部屋の掃除しなきゃなぁ」というのと同じくらいのノリだ。
「そうそう、そろそろ禁煙しなくちゃなぁ、よっこらせ」って。
やんなきゃいけないと思っていたのを、先延ばしにしてたが、やっと重い腰を上げた‥‥という意味では似たようなもんだ。


まぁ、結婚にあたって‥‥という意味合いはやっぱり、ある。

ヨメは俺が喫煙するのを批難しないし、やめて欲しいとも言わない。
だけど、こないだベッド搬入の際に部屋を拭き掃除してくれた時、壁のヤニにウンザリした顔をしていたのが気になったんだ。

それに繁華街なんかに買物に行ったとき、タバコ吸う場所を探して無駄にウロウロするのは、自分ひとりで行動している時はなんとも思わなかったが、相方を連れているとさすがに申し訳なくも思ったり。

半日買物に行くんでもコレなら、新婚旅行なんかどうなることか‥‥と思ったら、ちょっとウンザリした。

自分と灰皿が見えないケーブルで結ばれていて、喫煙場所から離れては長時間の行動ができない‥‥ってエヴァンゲリオンか俺は。


あとは、お金かなぁ。
ヨメとまだ家計の話はしてないが、きっと「お小遣い制」にはなるだろうし。
今、燃やして煙にしている分のお金が浮くんなら、その分のお金で無駄遣い習い事とかしてみようかなって。




まぁそんなこんなで。

家からちょっと行ったところの病院が禁煙外来の治療をしているようなので、予約して行ってきたのである。


禁煙外来に行く‥‥という方針は、禁煙を考えた時に真っ先に考えた。
自分の強い意思のチカラ‥‥なんてまるっきり信用してないし。
それで禁煙失敗したら、俺って意思弱い‥‥って凹むやんねぇ。


喫煙ってのはニコチン依存症というれっきとしたアディクト(依存症)だ。
病気‥‥というと語弊はあるかもしれないが、「やめたいのにやめられない」なら、少なくとも疾患ではあるだろう。
それなら、根性とか精神論ではなく、さっさと病院に行くべきだ‥‥というのが俺の至った結論だ。

それに、病院による禁煙治療というのがどのようなものか、興味があったんだ。
どういう薬が出て、依存症にどのようにアプローチするのか。

俺の重い腰を上げるのは、いつだって好奇心である。


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今回治療を受けに行ったのは、ちっちゃい診療所だった。
内科、呼吸器科、循環器科がメインの診察項目であるようだ。
禁煙治療については呼吸器科の範疇なのだろう。


簡単な問診表を書いた。
いつ頃から喫煙を始めたか、とか一日何本吸うか、とか、家族は吸うのか、とか自覚する症状はあるか‥とか。


医者の先生は、ニコニコとした優しそうな先生だった。
禁煙外来ということで予約してきたので、ある意味めちゃくちゃ話は早い。
開口一番、禁煙の話。当たり前だけど。


上につらつら書いたような、「何故禁煙を決心したか」の理由(部屋が汚れる、行動の制約、お金がモッタイナイ)を語ったら、
「健康面についての理由付けが全く無いですねぇ」
って呆れられた。


いや、健康に悪いのは判ってるし、そういう方面の話はさんざん聞いてきて、それでも吸い続けて来たのだ。
今更「身体に悪いから」が禁煙の理由になるわきゃ無いでしょう。

そう、お医者さんに告げたら、苦笑しつつも
「まぁでもここは病院なんで、一応。」
と、肺ガン発生率のグラフとか、喫煙者の肺の写真とか、もう見飽きたってばよ‥‥みたいなものをパラパラと見せられた。

禁煙外来として保健医療をするには、厚生労働省からの指導とかマニュアルとかあって、
患者が「いやそーゆーのいいですから」って言っても説明しないわけにはいけないようだ。


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さて、実際の治療であるが、ニコチンパッチやニコチンガムは、最近は使わないそうだ。
「チャンピックス」という薬を処方された。

そもそも何故、タバコがやめられないかというと、喫煙者の脳にはニコチン受容体があるから。
ニコチンがこの受容体と結びつくと、脳が快感物質のドーパミンを放出するのだ。
逆にニコチンが切れると、ドーパミンが出なくなって不快感を感じる。
そういうカラクリであるとのことだ。

で、この薬はニコチンより先に脳の受容体に結合して、「少量の」ドーパミンを放出する。
そしてニコチンから受容体をブロックしてしまうのだ。


ええと、つまり、少量ながらドーパミンが出るから「タバコを吸いたいという気持ち、イライラ」が抑えられて、
なおかつニコチンをブロックするから、そもそも「タバコが美味しいと感じなくなる」。
そういう薬であるらしい。


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さらに、薬を服用し始めて最初の一週間は、タバコは吸ってもいいことになっている。
「吸ってもいいんですか?」
「どうぞ。ただし、美味しいと感じないと思いますよ。タバコってまずい、と実感してください。」
「ほほぉ。」

おお、こりゃ面白い。理にかなっている。
こういう話、大好き。
しばし、お医者さんとドーパミンについてあれこれ話。


「で、このチャンピックスを使ったプログラムですと、禁煙成功率は50%になります。」
「え?そんなもんですか。」
せっかくお医者さんにかかって正式な治療を受けるんだから、95%とかいくんかと思っていたが。

「いえいえ、でも従来のニコチンパッチですと成功率20%ですから」
「低いですねぇ。」
「タバコやめられないお医者さんだってザラにいるでしょう。これで確実にやめられるなら、医者がタバコ吸うなんてありえないですよ。」
「はぁ、なるほど。」

結局は、薬のチカラだけではダメで、精神力や生活習慣の改善なんかも必要とのことだ。
まぁそれでも、根性に頼るよりは格段に楽ではあるのだろう。


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この薬を使ったプログラムは12週間続くそうだ。
12週間の間、毎日薬飲んで、禁煙手帳に体調とか記入して、定期的にお医者さんに提出。
なんか夏休みの宿題みたいだなぁ。


12週間後というと、丁度結婚式にギリギリ間に合うくらいか。
タイミング的にも悪くない。

部屋の掃除の負担を減らすために。
新婚旅行で自由気ままに放浪するために。
自由に使えるお小遣いを増やすために。

ちょっと、まぁ頑張ってみよう。




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