ウェディングドレスを選ぶ

久しぶりに結婚式場に顔を出してきた。
今回の用件は「衣装合わせ」である。
どのウェディングドレスを着るのか、選ぶのだ。
割と地味でしょーもない作業が続く「結婚準備」の中では、ダントツで盛り上がるイベントだと思う。
ついにこの日が来たか‥‥的な。


日曜日の朝10時から、俺の母親と、相方の母親、そして俺たちの4人で式場入りした。
新婦側の母親がドレス選びについてくるのはポピュラーらしいが、新郎側の母親は普通はあんまりついて来ないものらしい。
これは、相方のお母さんが、「せっかくだからお昼ご飯でもご一緒に」って誘ったからだ。
まぁ、新婦が着替えている間、あちらのお母さんと俺が二人きり‥‥というのも空気的にツライものがあるので、オカンが来てくれるのは俺としてもありがたい。


相方はかなりテンション高いかと思っていたが、割と落ち着いているように見えた。
前日にベッド搬入したりして、ここ最近は「結婚式」よりも「結婚後の新生活」の方に興味が移っているからだろうか。

そう思って話を聞いてみると。
「あー、いや。すっごい、すっごい、楽しみやねんけどな‥‥。」

ああ。
緊張しているのか。無理もない。


衣装室のテーブルの上で、まずは新婦‥‥相方のサイズに合うドレスの写真をズラリと並べられた。
14~15枚くらいだったかな。
この中から4~5枚を選んで、実際に試着するのだ。

「うわぁ、こんなん選べへんー」
「‥‥まぁ、とりあえず『コレは無いな!』ってヤツを省いていこうぜ。」


ここで活躍したのは二人の母親コンビ。(もちろん俺たちも口出ししたけれど)
「これは下品!!」
「これはスラッとしてないと似合わへんなぁ。」

おいおい、という勢いでダメ出ししまくって。アレよアレよと候補を絞っていく。

相方のお母さんが何かにつけて
「ウチの娘は胸があるから‥‥」
ってフレーズを連発するのが少し反応に困った。
娘のウリはそこだと考えていらっしゃるのだろうか。


で、厳選したところで実際に衣装を用意してもらって、いざ試着タイムである。
二人の母親がペチャクチャとおしゃべりしている間、俺は一眼レフをセッティングだ。


ウェディングドレスの着付けってもっとすんごい時間がかかるのかと思っていたが、案外短いものだな。
試着室のアコーディオンドアがサッと開けられて‥‥。


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あー。
お嫁さんだ。

ここんとこカンカン照りの中バイクで連れ回したから、手だけ日焼けしちゃってるなぁ、とか、裾なげぇー!とか。色んな考えが一瞬で脳を駆け巡った。
正直なところ、似合ってるんだか似合ってないんだか、それも良くわからん。
相方のドレス姿なんて初めて見たのだから。
ただ、ただ「お嫁さんだなぁ」と思うだけだった。


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相方自身も、最初はかなり顔がこわばっていたんだけれど、二着目、三着目と着替えては出てくるうちに、だんだんと余裕が出てきたようだ。
「どうかなー?」
っておどけてポーズをとってみせるようになってきた。


母親ズは着替えて出てくるたびに、
「肩のラインが‥‥」だの「腰周りのボリュームが‥」だのと的確なアドバイスを出してくれている。
ありがたい。

俺はといえば、「おー」とか言いながらひたすらシャッターを切っているだけだ。
いや、色は純白よりオフホワイトの方がシックで肌色も綺麗に見えていいかにゃー、くらいの事は言ったかな。



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着替えて出てきて、また引っ込んで着替えて‥の繰り返しだが、やっぱりドレスは重たいだろうし、大変なんだろうなぁ。
あんな布を引きずって歩くのか‥‥。
そこら辺、相方に聞くの忘れていた。



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合計5着、試着したものの、最終的にはドレスはこれに決定した。
年齢のこともあるんで、少し大人っぽいイメージのシックなドレス。

母親ズと俺と、そして相方本人と、全員合意の上でこれに決めた。
式場の人によると、満場一致で決定するのって割と珍しいらしい。
新郎側と新婦側で好みが食い違うことが少なくないそうだ。


そして、やっとドレスが決まったと思ったら‥‥


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次はベールやティアラ、ネックレスなんかの小物も決めなきゃいけないんだと(汗)
ティアラなんかどれも同じに見えるんだけどそれは言ってはいけないことなんだろうか。

ベールについては、フチがあると腕や肩にベールのフチの影が落ちてうるさいからフチ無しがいい、と俺が注文を出したが、ティアラなんかのヒカリモノについては完全に女性陣にお任せ。
俺、さっぱりわっかんないし。


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で、あーだこーだと紆余曲折の結果、これが完成形。
俺の嫁。

時間にして2時間半ほどだったけど、疲れた‥‥。
いや、相方はもっと疲れただろうけど。



綺麗だったよ、なんて言いながら一眼レフで撮った写真を相方に見せた感想は‥‥
「なんだこの肉!!」
だった。
背中とか二の腕とか、相方的には不本意だったみたいだ。
あっはっは。



次は8月の終わりに、式の細かいところ(料理とか)の決定と、今度は髪型やメイクについての打ち合わせだそうだ。
まぁ、なんだ。
いよいよ、挙式が近づいてきた。
こんなペースで大丈夫なのか、とずっと思っていたが、なんだかんだで準備は進んでいるのだなぁ。


相方は着々と「奥さん」になっていくが、俺はうまく「旦那さん」になれるのかしらん‥‥?








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