子宝祈願

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妹夫婦の赤ん坊が病院から帰ってきた。
未熟児でしばらく保育器に入れられていたのだけれど、元気にすくすくと育っているようだ。
俺たち夫婦も暇を見つけては様子を見に行っているんだが、いやもう可愛い可愛い。

ミニチュアみたいな手の指の一本一本に爪が生えているのが可愛い。
すやすやと眠っていたかと思うと、突然「うぎゅー」とか唸り声をあげながら身を捩らせるのも可愛い。
哺乳瓶を咥えさせると、へにょっとした手を瓶に添えて、「もっもっもっ」とミルクを飲むのが可愛い。
飲み終わった後、「ぷはぁっ」とオッサンみたいな声を出すのも可愛い。



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「かわいいねぇー。ほらほら、伯母さんですよー」
赤ん坊を抱かせてもらって、妻もご満悦だ。


「そんなこと言うても、実際のところ、大変やっちゅーねん。」
と、このたびめでたく母親となった妹がぼやく。
2時間ごとに授乳しなくちゃならなかったり、おしめを替えたり、風呂に入れたりでフラフラなのだと。
うん、そりゃ大変だろう。

いやまぁ、言葉は悪いが、所詮は俺達の子供じゃないからなぁ。
俺たち外野は育児の大変な部分から目をそらして「可愛い可愛い」って言ってるだけだし。
でも、可愛い。

「もうちょっと大きくなったら伯父さんがプリキュアの変身セットでもなんでも買ってやるからなー」
まだ目の開かない姪っ子の顔に傍に人差し指を付きだすと、小さな小さな手で俺の指をきゅっと握った。



‥‥って、姪っ子にオモチャ買ってやる前に、ウチの子だよ。
早いところ子供を作らないと、新婚とはいえ、いい歳こいた中年夫婦だし、あんまりのんびりしてられん。


などと思っていたら。

何を思ったか、ウチのオカンが占い師の所に相談に行ってきたとのこと。
‥‥占い師って(汗)

四柱推命の占いだそうなんだが、その占い師によると
「近くの神社に月に一度、お参りして祈願すれば、今年中に子供を授かる」
とアドバイスをもらったのだと。


「四柱推命」と「神社」って、微妙に畑が違うような気もするんだけどなぁ‥‥
と訝しむ俺をよそに、妻は
「本当ですか!?行きます行きます!!」
と超乗り気だ。

ふむー。
まぁ、神社に参拝、くらいで子どもを授かるならお安い御用、か。


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そんなわけで、いつも初詣にお世話になっている松尾大社に参拝。
ダイエットを兼ねて、テクテクと徒歩で。



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初詣の時はたくさんの露店が並んでいた境内も、今はガランとしていて、この神社ってこんなに広かったのかと驚かされる。
本殿に向かって、二礼二拍手。
お賽銭は10円で。

‥‥ああ神様。
男の子でも女の子でも構いません。
なんなら双子とかでもいいです。
なにとぞ子供をお授けください。

パンパンッと。





余談。

この日は天気がいいから、ついでに鈴虫寺に寄ってみようよと妻を誘って、南に足を伸ばしてみた。

鈴虫寺って何?と妻が聞いてきたので、歩きながら説明。
鈴虫寺は縁結びのお寺として全国的に有名で、一年中鈴虫が鳴いているんだよ、なんて。



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閑静な住宅地を抜け、鈴虫寺の入り口までやってきたんだが‥‥
「うわ、すごい人。」
「こりゃ‥かなり並ばないと入れないねぇ‥‥」

‥‥もともと、ただの散歩のつもりだったし、そもそも「縁結び」ったってもう結ばってるし。
鈴虫寺はまた次の機会にって、入り口まで来て引き返すことにした。

「残念やったなぁ」
と妻に声をかけるが、妻はあんまり残念そうでもない。ていうむしろ、ほっとしたような表情だ。

「‥‥?鈴虫寺、興味なかった?」
「私、虫って大っきらいだから!!」

どうやら妻は、足元に鈴虫が蠢いているような寺だと思っていたらしい。
鈴虫寺だからってそんなに鈴虫うじゃうじゃしてねぇよ!

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