オカンの誕生日プレゼント
4月14日はオカンの誕生日だった。
確か、68になった。と思う。
「オカンが何歳の時に、俺を出産したのか」を当のオカン自身が勘違いして記憶していた(実は今も間違えている)せいで、オカンの年齢はいつもアヤフヤなままである。
昔は「実年齢」よりも「数え年」を重視していたからだ、とオカンは言うが、そうなんだろうか?
我が家では家族の誕生日は祝ったり祝わなかったりだ。
気が向けばお祝いするが、気が向かなければ何もしない。
休みの日なら、ご飯をご馳走するとか、そんなもんだ。
休みじゃなければ、せいぜいケーキの一つも買っておいて貰えばそれでよろしい。
そんな感じだったんだが、今年は割とみんな気が向いたみたいで、それなりにプレゼントが集まった。
まずはトップバッター、俺のヨメ。
いやまだヨメじゃないが。
婚約者、とか呼ぶのも変で恥ずかしいので、ウチでは「ヨメ」と呼んでいる。
昼過ぎに宅配屋さんが、立派なフラワー・アレンジメントを届けてくれた。
‥‥マメな娘さんや。
「おおぅ。これ池坊やで。さすが池坊は違うなぁ。」
どうやら、オカンの趣味にストライクした模様。
こう見えて、オカンは若い頃にはお茶・お花を学んでいたお嬢様だったのだ。
やるなヨメ。
姑の好感度ゲットだぜ。
お次は俺。パナソニックの掃除機。
誕生日プレゼントというか、こないだ俺が部屋の掃除していたら、うっかり靴下を吸い込んでしまい、ホースに詰まって掃除機一台をオシャカにしてしまったのだ。
で、弁償というか買い換えようぜとなった次第。
ホース切り開いて靴下取り出して、ガムテープで補修すれば使えたかもしれないが、古い掃除機はもう20年選手だったし、どのみちボロボロだったしな。
当初、パナソニックのMC-P900Wって「ほこりセンサー」付きの高級機種を注文していた。
よくわかんないから価格.comで一番評価高いやつ。
でも売れ筋すぎてAmazonからも楽天からも「入荷できませんですた」ってキャンセルメールが届いたので、急遽MC-K9Jって中堅機種に変更したという次第。
まぁそれでも20年前のボロ掃除機よりは超高性能‥だと思う。
こういう白物家電は俺、よくわかんないけれど。
「まぁちょっと待って。今、取り扱い説明書読むから」
「掃除機に説明書なんか要らん!」
組み立てるが早いか、いきなりカーペットの掃除を始めるオカン。
「OK。把握した。ありがとうなぁ。」
「!」
‥‥白物家電の取り扱い説明書って読んでもらえなくて可哀想だ。
最後はウチの妹から。
明らかに100円ショップで買っただろうケースに、謎の物体。
「‥‥なんぞこれ。」
「ヘビの抜け殻。」
「‥‥なんで!?」
写真は苦手な人がいるかもなのでモザイクかけた。
クリックでモザイクが外れるです。
妹のダンナが、現場監督として家の解体に立ち会ったら、床下からヘビの抜け殻が出てきたのだそうだ。
で、拾ってきたのだと。
原価0円。ケース入れても105円。
小学生みたいな誕生日プレゼントだが、オカン的にはこれが一番嬉しかったようだ。
「いやー、コレ、金運のお守りやねん。コレでパチンコ勝てるわぁー」
と大喜び。
なんぞそれー。
俺はそんなに爬虫類ニガテな人間ではないが、ヘビの抜け殻をケースに入れて飾る趣味はないのだ。
ぜひ全部ギッチギチにオカンの財布に詰め込んでもらいたい。
「オマエも財布に入れたらお金たまるでぇー?」
「
」
とりあえず今年は妹のアイディア勝ちといったところか。
来年はおぼえてろよー。
確か、68になった。と思う。
「オカンが何歳の時に、俺を出産したのか」を当のオカン自身が勘違いして記憶していた(実は今も間違えている)せいで、オカンの年齢はいつもアヤフヤなままである。
昔は「実年齢」よりも「数え年」を重視していたからだ、とオカンは言うが、そうなんだろうか?
我が家では家族の誕生日は祝ったり祝わなかったりだ。
気が向けばお祝いするが、気が向かなければ何もしない。
休みの日なら、ご飯をご馳走するとか、そんなもんだ。
休みじゃなければ、せいぜいケーキの一つも買っておいて貰えばそれでよろしい。
そんな感じだったんだが、今年は割とみんな気が向いたみたいで、それなりにプレゼントが集まった。
まずはトップバッター、俺のヨメ。
いやまだヨメじゃないが。
婚約者、とか呼ぶのも変で恥ずかしいので、ウチでは「ヨメ」と呼んでいる。
昼過ぎに宅配屋さんが、立派なフラワー・アレンジメントを届けてくれた。
‥‥マメな娘さんや。
「おおぅ。これ池坊やで。さすが池坊は違うなぁ。」
どうやら、オカンの趣味にストライクした模様。
こう見えて、オカンは若い頃にはお茶・お花を学んでいたお嬢様だったのだ。
やるなヨメ。
姑の好感度ゲットだぜ。
お次は俺。パナソニックの掃除機。
誕生日プレゼントというか、こないだ俺が部屋の掃除していたら、うっかり靴下を吸い込んでしまい、ホースに詰まって掃除機一台をオシャカにしてしまったのだ。
で、弁償というか買い換えようぜとなった次第。
ホース切り開いて靴下取り出して、ガムテープで補修すれば使えたかもしれないが、古い掃除機はもう20年選手だったし、どのみちボロボロだったしな。
当初、パナソニックのMC-P900Wって「ほこりセンサー」付きの高級機種を注文していた。
よくわかんないから価格.comで一番評価高いやつ。
でも売れ筋すぎてAmazonからも楽天からも「入荷できませんですた」ってキャンセルメールが届いたので、急遽MC-K9Jって中堅機種に変更したという次第。
まぁそれでも20年前のボロ掃除機よりは超高性能‥だと思う。
こういう白物家電は俺、よくわかんないけれど。
「まぁちょっと待って。今、取り扱い説明書読むから」
「掃除機に説明書なんか要らん!」
組み立てるが早いか、いきなりカーペットの掃除を始めるオカン。
「OK。把握した。ありがとうなぁ。」
「!」
‥‥白物家電の取り扱い説明書って読んでもらえなくて可哀想だ。
最後はウチの妹から。
明らかに100円ショップで買っただろうケースに、謎の物体。
「‥‥なんぞこれ。」
「ヘビの抜け殻。」
「‥‥なんで!?」
写真は苦手な人がいるかもなのでモザイクかけた。
クリックでモザイクが外れるです。
妹のダンナが、現場監督として家の解体に立ち会ったら、床下からヘビの抜け殻が出てきたのだそうだ。
で、拾ってきたのだと。
原価0円。ケース入れても105円。
小学生みたいな誕生日プレゼントだが、オカン的にはこれが一番嬉しかったようだ。
「いやー、コレ、金運のお守りやねん。コレでパチンコ勝てるわぁー」
と大喜び。
なんぞそれー。
俺はそんなに爬虫類ニガテな人間ではないが、ヘビの抜け殻をケースに入れて飾る趣味はないのだ。
ぜひ全部ギッチギチにオカンの財布に詰め込んでもらいたい。
「オマエも財布に入れたらお金たまるでぇー?」
「
」
とりあえず今年は妹のアイディア勝ちといったところか。
来年はおぼえてろよー。
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