円山公園の夜桜を見に

お花見二連発。今度は夜桜だ!!
‥‥こないだ桜は見たばかりなのだがなぁ。
何が何でも一緒にお花見をするんだというんで、彼女の仕事の後に夜桜デートなのである。
ま、まぁ俺もそれについてはやぶさかではない。


6時すぎに四条烏丸の大垣書店で待ち合わせて、四条河原町の居酒屋「ウメ子の家」へ向かう。。
この店は相方のリクエストだ。

「結婚が決まった今だからこそ、最初のあの店に行きたいねん。」
実を言うと、ここは俺たちが出会って初めて飯を食べた店なのである。

四条烏丸で待ち合わせて、おしゃべりしながら、河原町のこの居酒屋までテクテク歩く
‥‥というシチュエーションまで「込み」で、初対面だった「あの頃」の再現をやりたいというものだから、付き合ってみたという次第。
きっと、相方としては「総集編・今までを振り返って」をやりたいのだろう。


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ここは料理の注文もタッチパネルだし、狭い狭い個室席。
今にして思うと、当時、初対面でチョイスするような店ではなかったかも知れない。
でも、もしこの店じゃなかったら話は弾まなかっただろう‥‥と相方は何度も言っていたし、俺もそう思う。
結果オーライ。
そんなお店。


どうせ夜桜見ながら何か食べると思うので、食事は軽めに。
食べながら、アレコレ話す。

あの時はこう考えていた、とか
あの時のでのあの言葉を当時はこう捉えて悩んだ、とか、
いやそれは実はこういう意味だったんだけど結果オーライとか。

「まとめ」にはまだ早いだろとか思っていたが、割と出てくる思い違いや解釈違い。
してみると、こういう「今だから言えるネタばらし合戦」は確かに必要なのかも。


「あの時は、まさかこんなことになるとはなぁ。」
「思ってたで?」
「へ?」
「いや、最初から、きっとこうなると思ってたけど。」
‥‥そうか。


八時。夜もとっぷりと暮れたので、円山公園の夜桜見物へ。

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夜の円山公園は、こないだ東山花灯路の時に訪れたばかりだったが、この日はまた、あの夜とは違った雰囲気だ。
夜店がズラリと立ち並ぶ。
人が押し合いへし合い‥というほどには混んでいない、ちょうどいいくらいのお祭りムード。



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桜を肴に、飲めや歌えの宴会がワイワイと催されていた。
平日でこれなら、週末はどんなになってることやら。



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夜店のラインナップはフランクフルトやイカ焼きなんかの定番にまぎれて、去年くらいから「肉巻きオニギリ」が流行してるっぽい。
宮崎名物なんだっけか?
美味しそうだったのでダダこねたら、買ってもらえた。
わーい。



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そして、満開のしだれ桜。
燃えるように咲き誇る。


俺も、彼女も、この桜を初めて見たわけではない。
けれど、二人で満開の夜桜を見るのは初めてだ。



「桜の木の下には死体が埋まっているっていうけどさー」
「それは坂口安吾。」
なんとなく口にした、少し背徳的なフレーズに、サクッと彼女が突っ込んだ。
ち、そういや彼女は読書家だった。


「ええと、丸善に檸檬を置き去りに‥‥は坂口安吾じゃ無かったよねぇ。」
「それは梶井基次郎じゃね?坂口安吾なら‥」
「『ラムネ氏のこと』!」
‥‥ハモった。
いや、他にあるだろ。吹雪物語とか。
なんで「ラムネ氏」がかぶるねん、と二人で大笑い。



ずっと突っ立っているのもしんどいのと、まだまだ寒いので暖かいものが食べたいと相方が主張するんで夜店の座敷席に移動した。

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腹はそんなに減っていないが、席に着くからには何か頼まないといかんってんで、彼女は「ぜんざい」を。
俺は‥‥さすがにおでんやヤキソバは腹に入らなくて、やむなく焼き鳥とビール。‥‥寒いッちゅうのに。


文学ネタの話から、読書話。
「長靴下のピッピ読んでた?」とか
「江戸川乱歩全集の背表紙のイラストが怖かった」とか。

どうも、俺も彼女も、ガキの頃は本ばっかり読んでいたらしい。
なのに、それを共通の話題にして盛り上がったのは今夜が初めてだ。
変なの。


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ぜんざいが、暖かく湯気を立てて美味しそうだった。
「少し分けてあげるね」と彼女は言っていたと思うが、ふと気が付けば全部彼女の腹に収まっていた。


そして俺は、多分酔っていた。

「グインサーガ」が作者亡くなって未完になって残念だ‥みたいな話から、話題はマンガ方向に移り。
いつの間にか、彼女に「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部以降のストーリー(彼女は3部までしか読んでいなかった)及びジョースターの家系について語り
北斗の拳について語り
そして「孤独のグルメ」について語っていた。

彼女の家に行ったときに、本棚に小説しかなかったから、マンガ読まない人なのかと思っていたが、意外にマンガ好きとわかったもので、調子に乗った。

彼女は、「キャプテン翼」が好きだった、とか言っていた。
むむ。アンタ女子高だっただろうに。
ま、弟さんがいるからだろう。
そういうことにしておこう。


「今はあんまりマンガは読んでないん?」
「‥‥いや、実はあの日はマンガは箱に入れてしまっておいたんやけど」
「それ、俺と同じ事してるぞ‥‥」

結婚してもマンガは「アリ」の方向で。やったぁ。


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名残は惜しいが、平日の夜だから、あんまり遅い時間まで遊んでもいられない。
まして彼女は家も遠いし。
夜はまだまだ!!と盛り上がる喧騒を背に、テクテクと帰路へ。
こういう、裏手の道もまた雰囲気があって、いい。



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帰り道。
これは高瀬川の桜。
相方は「こんなとこもライトアップされているんや!!」と驚いていた。
彼女は、京都支店に異動になって3年。
ひたすら高槻の家と職場の往復で、京都のことあんまり知らないのだ。

そっか。京都の街、もっともっと見せないと。
もっと、あちこち行かないとなぁ。

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