紀伊半島一周  -紀宝町ウミガメ公園と幻の果物アテモヤ-

太地町を出発した後は、那智、そして新宮へ。
ここで今回の旅行、最大の失敗をやらかした。
せっかく、東紀州まで来たんだから、ぜひ「那智の滝」を見ておきたかったんだ。
そりゃあ、日本最大の大瀑布だもの。
細かい地理はよくわかんないが、熊野街道を走っていたら、「←那智の滝」って書かれた案内板が出ているはずだ。
そしたら道を曲がればいい……と思い込んでいた。

……なにか、おかしいな?
と気がついたのは、宇久井を過ぎて新宮に着いたあたり。
いやいやいや、那智の滝って新宮より手前だろ!

おっかしいなぁ。
那智の滝を示す案内板なんか見なかったはずなんだが……

バイク停めて、地図を確認する。


ああっ!那智の滝って「←熊野那智大社」っていう表記になるのか!!
あっちゃー、それさっき見かけて思いっきりスルーしたわ。

くっ、ちゃんと地図を読み込んでなかったか。
さりとて、今から引き返すにしては、少し進みすぎてしまった。
時間も時間だし……うー。



迷った末、那智の滝は諦める事にした。
時間がもったいないというのもあったし、ガイドブックをよく読むと、けっこうな山道を徒歩で歩かないといけないっぽかったので。
ちょっと、今はそれ、しんどいかな。

……仕方ないね。




気を取り直して、熊野川を渡り、紀宝町へ。
ちなみに熊野川を渡ったところから、和歌山じゃなく三重県になっている。

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紀宝町ウミガメ公園に到着した。
ここもひそかに楽しみにしていたスポットだ。
何の変哲もない道の駅と見せかけて、ここには「ウミガメハウス」があるんだ。


亀仙人のいるところ?
いや、それはカメハウス。
ウミガメハウスにはウミガメがいるのだよ。


バイク停めて、いそいそとウミガメハウスに入ると、まずは物販コーナーになる。
文具やおもちゃ、Tシャツなどの衣類、お土産のお菓子など、ありとあらゆるウミガメグッズが所狭しと並べられた、ちょっとしたウミガメグッズ専門店みたいになっている。


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かわいいウミガメのぬいぐるみが山と積まれて……って、
何故かウツボ君がしれっと混ざっているんだが。



物販コーナーの奥の引き戸をガラガラと開けると、ウミガメプールだ。
戸を開けた瞬間に、生臭い匂いが鼻についた。
海の生き物のニオイだ。



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円筒型のプールが大小二つ。そこにウミガメがわっさーと泳いでいた!
ウミガメが見られるのは知っていたが、こんなに居るとは思ってなかったので少しビックリ。


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カメの知能ってどの程度なのかわかんないけど、ここのウミガメさんは明らかに「観客」を意識しているよな。
プールサイドに人が来ると、わらわらと集まってくるもの。
あー、カワイイなぁ。


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円筒型の大プールの方は、階段を下りて側面からウミガメを見る事が出来る。
俺が水槽側面のガラス窓を覗き込むと、ウミガメがスィーッと寄って来た!
なんだなんだ、サービス精神にあふれたカメだな。


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「イェーイ♪」
いや、ポーズとらなくていいから。





ウミガメハウスには、ウミガメ以外にも陸生のカメや、その他この地方の海の生き物が多数、飼育されている。
ミニ水族館といった感じだ。
入場無料なのに、偉い偉い。


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これはぬぼーっとした顔が魅力のコケウツボ。
なんでも、口が閉まらないらしい。
その進化の方向は大丈夫なのかキミ。


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イセエビ。俊敏な動きで水槽を走り回っていた。
俺の中ではイセエビは「食材」なんだが、ここでは大切に飼育されているようだ。幸せ者だ。



せっかくなので、物産館(道の駅だから、そういうのもある)で買い物していくことにしよう。
お土産物のお菓子の他に、紀州の柑橘類と、三重の海の幸がズラリと並んでいるなぁ‥…


ふと、青果コーナーで、奇妙な果実を発見した。
いや、パッと見は果物かどうかすらわかんない、食べ物かどうかもわからない、奇妙なカタマリ。
冷凍してあって、カチンカチンになっている。
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(現地じゃ撮れなかったので家で撮った写真です)


POPには「森のアイスクリーム アテモヤ」と記されていた。

おお、アテモヤ

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アテモヤの名前は知っていた。
世の中にそういう果物があるらしい、というレベルで。
まだ市場にはほとんど流通していないというが、三重で栽培する農家があったのか。


衝動買いするにはちょっとビビる値段だったので、建物の陰でケータイでネットに繋いで色々調べた(笑)

基本、沖縄なんかで栽培されているが、紀宝町にも栽培農家が少しだけ居て、大変貴重だということ。
時期的には冬の間しか収穫できないとのこと。
別名 : カスタードアップルとも呼ばれ、冷やして食べるとアイスクリームのような味がするということ。

そして、お値段だが、ネット通販で買うより、ここで買うほうがはるかに安くってお買い得だという事もわかった。
よし、ならば「買い」だ。



ちなみにお値段、およそ1kg(4個)で3200円。
きっついなぁ。でも楽天だと1kg4800円前後だし……

レジで店員のお姉さんにもちょっと食べ方について質問してみたが、
通常アテモヤは暖かい場所で追熟させないといけないんだが、ここで売っているアテモヤは完熟したものを冷凍しているので解凍したら即食べられるとのこと。
解凍するとトロトロにとろけているから、食べる分だけ解凍してスプーンで食べろって。

ふむ。つまりは冷凍食品という扱いか。
バイクで運んで大丈夫かな。
ま、このカチンカチン具合なら平気か。


スチロールの保冷BOXに入ったアテモヤは、思った以上にかさばってバイクの収納スペースをかなり占有してしまった。
仕方ないので、荷物の入ったカバン(そこそこ重い)は肩から提げて走ることに。

これで美味しくなかったら怒るぞアテモヤ。





紀宝町を去って、三重県の海岸沿いをひた走る。
右手に見える海は熊野灘というらしい。
正直、この頃になると海が見える道路ってのも少し飽きてきていたかな(笑)


時間的にも、少し焦りがあったようだ。
実際、ここから先は休憩の回数も激減するし、写真もあまり撮ってない。
あまりにも強い強風と、次第に寒くなってきた気温で心が少し折れかけていた。

と、とにかく先に進まなくては‥‥!!











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