有馬温泉ぶらり旅

久しぶりに何の予定も無い、ぽっかり空いた休日。
紅葉を楽しむならそろそろラストチャンスかも知れないってんで、朝からバイクで飛び出した。
目指すは六甲の山々、そして有馬温泉だ。
いやだってホラ、寒いからさー、温泉くらい入りたいっちゅーねん。


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宝塚からチョイと西に入れば、もうそこは六甲の山道。
赤や黄色に色づいた山々を眺めながら、のんびりとツーリングだ。
さすがに少し肌寒いが、空気はウマイし景色はいいし。
人気の少ない山の中を走るのは、結構好きなんだ。
本当の意味で一人になれるというか、まぁ気楽だし。


っていうか。
生瀬から有馬街道を通って温泉に、の予定だったんだが、豪快に道を間違えた。


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風よ雲よ太陽よ 心あらば教えてくれ
ここはどこだ?



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散々さ迷った挙句、なんとか有馬温泉にとうちゃーく。
3時間半もかかってやんの。
前日、後輩のN君(バイク乗り)に
「ツーリングというのはキチンと計画を立てて、装備を揃えて‥‥」
と講釈を受けていたんだが、結局はこのザマだ。


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有馬温泉ってのは山峡にあるだけに、やたら坂道が多いというか町全体が斜面になってるぽい。
道路もすんごく細くて、なんていうか温泉街全体が箱庭っぽい感じだ。
こんなとこ通っていいのか?みたいな細い坂道を登ったところに有料駐車場があったので停めさせてもらった。
バイクは一日500円。
自動車は一時間あたりいくら、でお金取ってるのにバイクは適当だ。

おばちゃんに500円払って、
「京都から来たんですよ、ははは」なんて言ってみた。
「あらまぁ京都から。ゆっくりしていってね。」

なんかいい言葉だな。「ゆっくり」って。
うん、ゆっくりしよう。



実のところ、有馬温泉に来たのは初めてだ。
10代20代の若者だった頃は温泉街なんか見向きもしなかったしな。
なんかダサいイメージがあったから。
だけど、この歳になってから来ると、有馬温泉の「いかにも温泉街」な雰囲気が一周回ってカッコイイ。
町並みが「昭和」な感じだ。
狙ってレトロっぽくしている部分と、巧まずしてレトロになっている部分が渾然一体となってる感じ。


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ま、簡単に言えば、町並みが絵になるんだ。

平日の昼間という事で、湯治客もそんなに多くないのがいい感じ。
(観光バスで来る団体客はそれなりに多いけど)
ああ、なんか落ち着くな。



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紅葉もいい感じ。
有馬川をバックにパシャッとね。
そういや、有馬温泉街のいたるところにモミジが植えられていた。
温泉旅館やホテルには必ずといっていい程、真っ赤な紅葉。
MAPLE、って名前のホテルもあったくらいだから、有馬温泉といえばモミジ、みたいな事なのかなぁ。



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お、野良猫発見。
チチチチ、と舌を鳴らしてみたが、怪訝そうな顔をされた。
ま、こうして舌打ちして猫が寄ってきたことなんて無いんだけどな。




小一時間も歩き回れば、だいたい有馬温泉の一帯はざっと見て回れる。
だいたい街の雰囲気と位置関係はわかった。
じゃあまぁ、山道を走ってきて身体も冷えているし、そろそろ温泉に入りますか。


今回は例によって日帰り旅行なので、温泉旅館でゆったりと‥‥ってのは出来ないんだが、外湯なら気軽に楽しめる。
ここ有馬には公営の温泉があって、温泉としてはリーズナブルな値段で入浴できるのだ。
その名も「金の湯」「銀の湯」。

「金の湯」は赤茶色の強塩泉「金泉」のお湯を使っていて、
「銀の湯」は透明なラジウム泉と炭酸泉をブレンドした「銀泉」を使用しているとの事。


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ま、両方入っとけば有馬のお湯は堪能したといえるだろうと思って、まずは「金の湯」へ。

‥‥

‥‥‥

‥‥‥‥


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休館日ですた。
ありゃまー。(有馬だけに)←くだらない

ま、まぁそういうこともあるさ‥‥。
とほほほほ。



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それならってことで「銀の湯」へ。
入浴料550円ナリ。


銀の湯は、こじんまりした外見からもわかるが至ってシンプルな温泉施設だ。
スーパー銭湯のようなのを期待したらダメ。
浴槽はでっかいのが一つで、あとはサウナがあるだけだ。

だが、それがいい。

広々とした湯船に足を延ばして、ただただ温まる。
サラリとしたお湯は無味無臭で(味見した)、ただのお湯か?とすら思えるけれど、ラジウム泉ってそういうもんだろうか。
まぁ、なんだっていいや。キモチイイ‥‥



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風呂上りには、フロントで買った「有馬サイダー」を飲みながらのんびりと。
サイダーうめぇ。
なんでも、ここ有馬の炭酸泉に砂糖入れて飲み始めたのがサイダーの始まりなのだと。
有馬温泉はサイダー発祥の地でもあるのだ。



銀の湯を出たら再び街の散策。

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お土産屋さんを覗いてみたり、泉源をなんとなく見て回ったり。
有馬サイダーをお土産にしようかと思ったけど、重いしな‥‥
やっぱり炭酸煎餅か‥‥。



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飲用の温泉があった。
無料で温泉飲み放題だ。
金の湯のそばにあった飲泉は、なんかコントレックスみたいな味だった。ミネラル多い?



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「タンサン坂」を登った先にある「炭酸泉源公園」には炭酸泉の飲泉場が。
なんか炭酸炭酸ってすごいな。
有馬温泉の名物も炭酸煎餅だしな。
ビバ炭酸。

試しに一口飲んでみたが、なんかピリッと炭酸を感じつつ、すごく鉄っぽい味‥‥。



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せっかくだから、家から持ってきた水筒に炭酸水を詰める。
おみやげおみやげ。
この炭酸水でパンとか焼いたら面白いかなー。



テクテク歩いたり、えっちらおっちら階段を登ったり。
ブラブラと散歩。
温泉寺とか湯泉神社とかあるんだね。
なんか本当に温泉の街だなぁ。

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温泉寺を建立した行基さんの像。
なんかカワイイ。



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銅像といえば、ここ有馬温泉は豊臣秀吉もしょっちゅう浸かりに来てたとのことで、秀吉や、嫁さんのねねの像もあった。
「ねね橋」と名付けられた橋の上にねねさんの像が。



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お、まんじゅう蒸してる。
いいねえいいねえ、温泉街だねぇ。


イートインできるとの事なので、店内で蒸したての饅頭をいただいた。
歩き疲れたところでちょっと甘い物が欲しくて。


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酒まんじゅう2個とお茶で300円。
軽くてあたたかくて、ホッとする味。



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そろそろまた温泉に浸かりたくなったので、温泉テーマパーク「太閤の湯」に入る事にした。
入館料2400円もするんだけど、その分設備はいい。
まぁスーパー銭湯と御土産物屋さんと食堂と宴会場が一緒になったようなもんだ。



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ここは入館後は館内着に着替えるシステム。
この作務衣みたいなのが館内着。
色を選べるんで赤にした。
シャア専用。


ここの温泉がなかなか良かったんだコレが。
大浴槽は二つあって、金泉、銀泉のどちらのお湯も楽しめるし
露天風呂も何種類もあって充実してるし。

金泉のお湯はトロッと濃厚で、いかにも薬効がありそうだった。
ああ、癒される。

グダングダンになるまで風呂入って、ご飯食べて、また風呂に。
温泉三昧。
ふぃー。



たっぷり満喫してるうちに日も暮れて。
くつろいでるけど良く考えたらこのあと京都に帰らなきゃなんないんだよな。
ああ、そろそろ行くか‥‥


外に出ると、雨が降っていた。いやーん。
この雨の中、京都に帰れってか。


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「ま、いっか」
テクテクと。

夜の有馬もまた風情があっていいもんだ。

遠く離れた知らない街で、宿も取らずブラブラと夜の散歩。
紅葉も夜の闇に包まれて。

ふむ。思ったよりもいいところだな。
また来よう。
今度は親も連れてこよう。



雨の中の帰路は思った以上にスピードも出なくて、すっかりグショグショに濡れて、家にたどり着いた時にはもう、ガチガチに身体冷え切っててさ。
いやもう、本当につくづく思った。

「温泉に入りてぇー!」



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