ソーセージを作ってみよう

人間、誰だって魔が差す時はあるもんだ。
おととい神戸に行ったときに、三宮の東急ハンズでついつい「手作りソーセージキット」なんぞ買ってしまったのである。
ハンズってほら、「自分も何か作らなきゃ!」「道具そろえなきゃ!」って気持ちになってしまうヨねぇ。

あまり意識していなかったんだが、思えば今まで俺は肉を塩漬けにしてみたり、伊賀までソーセージ買いに行ったり、燻製器買ってみたりとハム・ソーセージ関係には妙に情熱を燃やしているところがある。
‥‥なんでだ?俺はそんなに加工肉好きだったか?前世はドイツ人だったのか?

まぁいい、衝動買いとはいえ、確かにソーセージ作りには興味あったのだ。
作るぜ、プリップリのソーセージを!


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ソーセージ手作りキットったって、買ったのは「羊の腸」と「搾り出し器」だけだ。
二つあわせて3000円くらいだったかと。


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まずは羊腸を戻さなきゃなんない。
アルミの袋から出した羊腸は塩漬けになっているんで、塩をもみ洗いしてから水につけて戻してやる。
俺の買ったの羊腸は、搾り出し器にセットしやすいように透明のプラが腸の中に通してあった。
おかげで水中でビロビロに広がることも、どこが端っこだかわかんなくなる事もない。
うん、親切だ。



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生地。
とりあえず豚ミンチ800g買ってきた!
ここに香辛料で味付けする訳だけれども、レシビにはそりゃもう色んな種類のスパイスが列挙されている。
だが、セージもカルダモンもコリアンダーもウチには無いのだ。
新規に買うのもなんだかなぁと思ったんで、ナツメグとオールスパイスとブラックペッパーだけで頑張る。

コレがお菓子の生地やなんかだったら味見したりもできるんだが、なんせ今扱っているのはナマの豚肉だ。味見する度胸が‥‥

そして塩。
ソーセージのあの食感は、塩が肉のタンパク質を溶かし出す事でできる‥‥らしい。
タンパク質が油脂と水分を包み込む(エマルジョン化する)事で、あのプリプリ感が出るとかなんとか。
よくわからんが、塩が肉を変質させるのは前に試して知ってるしな。
塩はドパッと20g。
さらにタマゴ2個と、水を100cc入れてから‥‥



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フードプロセッサーでガーッと。
いくらミンチ肉とはいえ、まだまだ粒が粗いしね。
徹底的に材料を練り合わせて、なめらかな生地にするのだ。
それはそうと、フードプロセッサーに材料入れすぎだ。
一回で済ませようと横着したらこんなになってしまった。
フードプロセッサー頑張れ、超頑張れ。


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5分ほどブン回して、なんとかネットリとした生地が出来た。
ちなみに白くポツポツと見える塊は牛脂。
脂分が足りないかなと思って刻み入れたんだが、こいつらフードプロセッサーでも砕けなかった。強い。



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さあ、生地が出来たら、いよいよ「腸詰め」作業だ。
搾り出し袋に口金をセットして、羊腸に通す。
もちろんスルッと入るわきゃないから、靴下をズイズイってやるみたいにしてたくし上げるのだ。
羊の腸はチョー薄い(ダジャレ)。
ほんの少しでも傷がついたらそこから破れてしまいそうで、おっかなびっくりの作業になった。

長ーい羊腸が、蛇腹状に口金部に引き上げられてルーズソックスみたいになったら、先っぽの部分を結ぶ。
これで羊腸のセットは完了。
あとは肉を押し出すばかりである。



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「ふんがっ。」
もりもりもりもり。
搾り出し袋に生地を詰めて力任せに押し出すと、口金から羊腸の中に生地がひり出される。
生地が搾り出されるに連れて、口金部に折りたたまれた羊腸がスルスルと引っ張られソーセージが伸びていく仕組みだ。(この説明でわかるかしらん)

結構な力は必要なんだが、これがなかなか楽しい。
もりもりっと伸びていくソーセージの様子は、なんとなく「へび花火」のようだ。

もちろん、失敗も沢山した。
搾り出し袋に生地を入れる段階で空洞があると、ソーセージに空気が入ってしまうのだ。
また、あまりに生地を押し出す勢いが強いと、羊腸がそこでプリッと破れてしまう。
逆に勢いが弱いと、その部分だけ細くなってソーセージの太さがいびつになるし。

四苦八苦しながら腸詰。チョー大変(もういい)。


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悪戦苦闘しながらも、なんとかかんとか1kgほどの生地をすべて詰める事が出来た。
(結局羊腸は二本使った。)
長ーい棒状のソーセージは、それはそれで「アリ」だと思うんだけれど、やはり扱いにくい。
一口サイズくらいの適当な長さでクリクリッとねじってやった。

これでプリプリの「生ソーセージ」の完成だ。やったぁ。
どうよどうよ、結構ちゃんとしたソーセージに見えないか?



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出来たソーセージは燻製にしてもいいんだが、まずは味見をしないとね。
沸騰しない程度のお湯で10分ほどグラグラと茹でてやる。
赤褐色だったソーセージが、みるみる‥‥白っぽい色に。


そうなのだ。これはこうなる事はわかっていた。
ハムやソーセージのあの綺麗なピンク色は、「硝石」という発色剤を使っているんだけど、俺のソーセージにはそんなん入れてないもの。
食品添加物を気にしたというわけではなく、単に売ってなかったからだけど。
発色剤がないと、当然こんな色になるわなぁ。



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ま、肝心なのは味だ味。
ケチャップとカラシつけてイタダキマス♪


フォークでプスッと刺すと、オイオイっていう位の肉汁があふれ出した。
うん、なかなかジューシーに仕上がっているとは思う。
市販のソーセージよりフワフワしているというか、柔らかい。

味付けは、やはりスパイスが足りない感じ。
実際足りなかったしな。
でもまぁ、「これは何の味?」と聞かれたら「ソーセージの味」としか答えようのない味だ。
ナツメグがいい仕事しているかな。



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まぁ、正直なところ「市販品とどちらが美味しいか」というと、断然「市販品の方が美味しい」ということになる。
それは仕方ない。ソーセージやハムってのはそういう種類の食べ物だ。

でも、自分で腸詰してソーセージを作るという体験はとても楽しかったし、これはこれでいいのだ。
まだ羊腸は残っているし、またそのうちソーセージを作る事になるだろう。
今回ので勝手はわかったから、次回は少しアレンジもしてみるかな‥‥。




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