かまどでご飯を炊いてきた

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青い空 白い雲 どこまでどこまで続く♪
快晴の琵琶湖湖畔。ドライブに行ってきたよ。
‥‥俺のクルマじゃないけどな。

湖岸道路をのんびりと快走。
ここ数日、天気はいいもののめっきり涼しくなって快適快適。
絶好のドライブ日和だ。
‥‥ちなみに運転も俺じゃないけどな。

ハイ、助手席で人力ナビやってました。


目的地は安曇川泰山寺の「ソラノネ」。
農業体験と自然食を味わえるお店と言うか施設と言うか、なところ、みたい。
ここでは、自分でかまどでご飯を炊いて食べる体験ができるのだ。

ああ、かまどご飯。
思えば何年「おこげ」を食べていないだろう。
薪で火を燃やしていないだろう。
それを体験させてくれるというのか。
好奇心、むくむく。

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草津でクルマに乗って、一時間チョイほど。
山の中のほっそい道を通って、手書きの看板に導かれていくうちにソラノネに着いた。
これだ!という目印もなかったので結構不安だったぜ。


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着いたものの、なーんにもない。
広い広い畑の中に、丸木の小屋が二つ。
「ソラノネ食堂」と「かまど小屋」。
かまど小屋で炊いたご飯を、この食堂で食べさせてくれるのだろう。

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ちなみに食堂内部はキノテーブルで木の椅子で、なんともロハスな感じ。
無農薬なブルーベリージャムや米や豆も売っていたり。
ちなみにジャムは何種類かあるが、砂糖を加えず果汁の甘さで仕上げたのが一番エラい(グレード的に)。
マクロビオティック(自然食)の考え方だと、そうなる。

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あとは周辺に広がる野菜畑、ブルーベリー畑。
どこまでが「ソラノネ」なんだろう。
この青い空までもがソラノネの一部か。そうか。
ちなみにブルーベリーの木というのは今回初めて見た。
こんな風に実がなるんだなぁ。



それにしても、なにかの展示があるわけでも動物がいるわけでもなく、なんにもない。

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うん、そんな感じ。




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畑の方に足を踏み入れると、地面がフカフカした。
あと、バッタやトンボが沢山。
ああ、自然農法なんだな。


この日のお客さんは俺ら達以外には、子供を連れたお母さんたちのグループがいた。
「年長組」とかいう単語が聞こえたから、幼稚園の仲良しお母さんグループだろうか。
子供たちは虫取り網を持って駆け回っていた。
よしよし、夏休みの思い出だなぁ。

あとはカメラを持った男の人と、ノート持った女の人。
ええと、雑誌か何かの取材かしらん。


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周辺散策しているうちに、予約してた時間になったので、さっそくかまど体験。
このかまど小屋で飯を炊くのだ。
わくわくわくわく。



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まずは米を研ぐ。
米研ぎには、湧き水を使用。この周辺の「秋葉の湧き水」だそうだ。
「アキバの湧き水」ではない。おいしくなぁれ、萌え萌えきゅーん。

米は研ぐときに一番水を吸うので、炊く時にいくらいい水を使っても研ぐのが水道水だと台無しなのよ。
ちなみに米は無農薬の近江米だ。
研ぎ汁はバケツに回収。何かに使うのかな?
この辺りは同行の女子に任せて俺はポリタンクを傾けるのが仕事。


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んで、羽釜に米をあけて、湧き水をそそぐ。
米は多分三合かな。
水は四合だっけか?木の升で計って入れる。
あとは30分ほど放置して、お米に水を吸わせるのだ。



そしていよいよ俺のターン。火をおこして飯を炊くよー。
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ちなみにこのかまどは、「愛農かまど」といって、少ない燃料で飯炊きの出来るすぐれものだそうだ。
なんとピザ窯もついている。
いいなぁ、家に欲しいなぁこんなん。

係のお兄さんに言われるままに、まずは新聞紙を丸めて炉に入れ、その上に薪を組む。
交互に重ねて、丁度キャンプファイヤーの焚き火の要領だ。
最初、真っ直ぐに薪を突っ込んで係の人にダメ出しを喰らったよ。ああ現代っ子。


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んでチャッカマンで新聞に火をつけたら、火吹き竹でフー、フーッと。
ああ、昔話でやってたわこんなん。


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‥‥当然こんなことしてたら手はススで真っ黒になるわけで。
軍手とか持って来ればよかったかなぁ。


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ちなみに隣のかまどではちびっ子チームが悪戦苦闘中。
がんばれちびっ子。
取材の人たちも密着取材中。


火さえおこせば後は放置、というわけにも行かない。
火加減見ながら、薪をくべなきゃならん。
「そろそろ強火に。あと二本、薪を入れてください」
「はぁい。」
係のお兄さんに言われるままに、燃やせ燃やせ真っ赤に燃やせ。


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はじめチョロチョロ中パッパ、ジュウジュウ吹いたら火を引いて、赤子泣いても蓋とるな♪
と昔から言われている通り、絶対に羽釜の蓋は取ってはいけない。
火加減炊け具合は全て音と匂いで判断する。
羽釜の蓋が木製なのは、耳をくっつけて音を聞くためなのだと判ったよ。
ちびっ子チームが苦戦する中、俺らのかまどはいい感じに湯気を出してご飯を炊いていく。
ふはははは、これが大人の力だぜ。

グツグツと沸騰していた釜が、クツクツと音が小さくなったら水分が無くなった証拠だ。
あとは弱火で「おこげ」を付ける。
よし、なんとなくわかって来た。


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火から下ろして地べたで15分蒸らしたら、ご飯の炊き上がり。
蓋を取ると、あの炊き立てご飯のむわぁっとした芳醇な香りが鼻をつく。
幸せの香りだ。

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炊けたご飯は「おひつ」に移す。
おこげもいい感じだ。
Good!すばらしい。


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炊けたご飯は食堂のデッキでいただく、といっても白いご飯だけ食べるわけじゃあない。
オカズ三皿と、旬の味噌汁がついてくる。
このオカズはソラノネさんの方で出してくれる。
どれも無農薬、マクロビオティックな自然食だ。


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かまどで炊いたご飯は、どうなのか。
15分の蒸らしと、おひつに移したことで実はそんなにアツアツ炊き立て、湯気がもわぁ~、ってことはない。
昔はそれが当然だった。
じんわりと温かくて、そして、美味しい!
白いご飯、ただそれだけだが、それだけではない。
米の味を感じる。おこげの香ばしさもただ事ではない。
ふりかけなんか要らない。
コレは美味い。そりゃ美味いさ。

米がいい、水がいいというのもあるだろう。
自分で炊いたという感情移入もあるだろう。
それを差し引いても、噛めば噛むほど美味い、美味しいご飯だ。

オカズも、ふんわりと身体に優しい感じで美味しかった。滋味があるというか。
トマトもジャガイモも、実力発揮という感じの味。
くはぁ、美味し。



正直なところ、ヒステリックなまでの自然食志向、厳格なオーガニック主義にはついていけない。
自然食はいいものだが、化学調味料バキバキのジャンクフードだって食べたらいいと思っている。
俺は、食において「アレは食べたらいけない」なんてタブーは持ち込みたくない人だ。

でも、たまにはこういう食事をして、かまどで飯炊いたりして、食について考えるのは悪い事じゃないなと思った。
そして、ちびっ子たちに正しい食事について、身体に叩き込むのもいいことだろう。
親が子供にしてやれる教育としては、こういうことが一番大事だ。


ま、そんな理屈はおいといて、美味しければいいんだ。
うまい空気とうまい飯。
ソラノネの風に吹かれながらの昼飯は、それはそれは楽しかったのさ。

毎回こんな飯を食おうとしたらしんどいけれど、たまには、アリ。


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