ああ播磨灘 雨の淡路島を走る

そんなわけで、淡路島の南まで来て、雨に降られてしまった。
今日は降らないと思ってレインウェアの用意してないんだよなぁ‥‥。
しかも、おニューの革ジャン着てるし。

革ジャン雨に濡らすと痛むので、バイクの中に仕舞い込んで、Tシャツ一枚で雨の中を走る羽目に。
スリップしたら大怪我するよな‥‥とヒヤヒヤしながら運転。
しかも体はどんどん濡れて冷え冷えだ。

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「だが、それがいい。」
いいわきゃないんだが、カラ元気。
雨なんか降ってませんよー、といった顔で走る。
これは潮崎のあたりかな?
港はいいよねぇ。


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南淡路あたりには、タマネギ貯蔵庫がたくさんあった。
大規模なのから小さいのまで、さまざまなんだが、基本のつくりは同じ。
多分、これがタマネギの保存にベストな形なんだろう。


体がいよいよ冷えてきたところで、ガードレールに「温泉」の看板が貼り付けられているのが目に付いた。
「こっちです」「こっちです」と、一定距離ごとに貼り付けられているみたい。
そうだ、温泉だ。
淡路島には温泉がたくさんあったのだ。
イイヨイイヨー。
テンションあげて、看板の指す矢印に導かれるままに爆走。

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たどり着いたのは「南あわじリフレッシュ交流ハウス"ゆーぷる"」。
ゆーぷるってなんだ?と思ったんだが、多分「湯」と「ピープル」をあわせてるんだろう。
綺麗かつ、オシャレな建物で、パッと見は温泉施設に見えない感じ。

‥‥場所が場所なので写真はないんだが、
温泉自体はそんなに大きくない。
浴槽の種類も、ジェットバスや水風呂があるくらい。
スーパー銭湯に余裕で負けてる。

でも、なんたって温泉だ。
温泉は余計なことせんでもいい。
あ・た・た・ま・るー。

午後の四時ごろから裸で(当たり前だ)ジェットバスに使って「うぃー」とか唸ってるなんて、変な気持ちだ。
さっきまでズブ濡れでバイクで走っていたのに。

‥‥何故か俺の隣でお爺さんが湯舟の中に仁王立ちしているのが、嫌でも気になる。
頼むから座って欲しい。
俺の顔の前にそんなものブラ下げないで下さいお爺さん‥‥。

見たくないのでずっと目を閉じていたわけだが、
すごく気持ちよくて、眠ってしまいそうになるなぁ。
でもまだ行程は半分なのだ。
ホテルだって予約しちゃってるし、意地でも一周しなくちゃならん。

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ま、ただ、時間はそこそこあるので、ゆっくりしよう。
風呂上がりはやっぱり牛乳だよな!!


温泉でホコホコ暖まったところで、また雨の中に。
台無し感が漂うね‥‥
まぁだいぶ小雨になってきたし、温泉入ってる間に服も乾かせたからかなり楽だ。


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淡路島の端っこ、「道の駅うずしお」に到着。
ここはその名が示すとおり、鳴門海峡に面して建てられている。
つまり、ここから鳴門の渦潮が見られるって寸法だ。


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‥‥残念、渦巻かず。うーん。
渦潮が出来るのは潮の満ち干きが関係しているので、待ってればいつか見られるんだろうが‥‥
こんな夕方に雨の中をウロウロしているのは俺くらいなものらしく、
施設の中に客は俺一人。貸切かよ。
レストランもあるしお土産物も売っているんだが、いたたまれなくてそそくさと退散‥‥


ここから先は、淡路島の西岸を北上していく事になる。残りの左半分、だ。
私見だが、淡路島は東側と西側でノリというか空気が違うように感じた。

東側がタマネギを大プッシュしてて西側は海の幸をプッシュしてるような。
東側が南国風トロピカルな感じで西側は演歌の似合う猟師の世界、みたいな。
‥‥雨の中走っているせいで、俺が西側を少し地味な感じに捕らえているだけかも知れないが。


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播磨灘を左に見ながら、海岸沿いを北上。
雨のせいか、時間がもう夕方なせいか、人もクルマもほとんど見かけない。
海に張り出した岩場の上でたたずんでる若者を見かけたが、釣り人だろうか。
それか、なんか青春してる人かも。


海の幸関係のお土産をあまり買ってないなぁ、と思って、丸山漁港の「魚彩館」に入ってみた。
漁協直営の海産物直売所だ。
新鮮な海産物が格安で手に入るらしい。

目当ては干物とか瓶詰め系のお土産だったんだが、
魚彩館のおばさんに鯛やら蛸を猛烈に奨められた。
確かに安かったし、モノもいい。
おばさんとしても、もうすぐ店も閉まるから、ナマモノは売ってしまいたいだろうしな。

「や、でもバイク旅行ですし、一泊するんで帰りは明日ですし。」
「ホテル近くなんでしょ?すぐに冷蔵庫に入れたら‥‥」
「ホテルは明石なんですよ。明日は神戸に行くつもりでして。」
「あらまぁ、バイクで、旅をしてるの?学生さん?」
「うわぉ。」
‥‥こんな老けた顔の学生なんか、男塾にしか居ないだろ。

でも気分良かったので、瓶詰めのタコわさびとタコ明太を購入(笑)

さて、こういう所には大抵、ヤツらが居るもんだ。
ましてや雨も降ってるし。

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‥‥いた。
魚彩館の裏手に、淡路ノラネコ。
カメラ向けたらすっ飛んで逃げたけど。

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自販機の横にも一匹。
キジトラで、床のタイルに対して微妙に保護色っぽい。

写真には撮れなかったが、あと茶トラが一匹。
魚のアラが捨てられるところ、野良ネコあり。


ずーっと北上を続けて、五色町。
ここらの海岸沿いの道、県道31号線は「淡路サンセットライン」といって、海に沈む美しい夕日が見られるそうだ。
ちょうど夕暮れにそのサンセットラインを走ることになったんだが、雨が降っているんで意味ねーな!!


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夕食は、「ウェルネスパーク五色 浜千鳥」で食べる事にした。
宿泊施設やらバーベキュー場やら温泉やらの複合施設「ウェルネスパーク五色」の中にあるレストランなんだけど、ここも美味しそうな淡路牛丼を出しているそうなので、チェックしていたのだ。

レストランに入ったら、客が俺しかいない状態でまたも貸切り状態だった。
うーん。

一日に二回も牛丼ってのもどうかと思うが、ここのは「牛ステーキ丼」だからセーフ。(?)
‥‥と思ったら、牛ステーキ丼は夜は作れないと断られた。
なんだってー。


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仕方ないので「淡路牛瓦焼定食」を注文した。1575円ナリ。
瓦型の陶板の上に、たっぷりのタマネギと、レアの牛ステーキを置いて、下から固形燃料で焼くという料理。
これが作れて、ステーキ丼が作れないというのはどういうことだろう‥‥
まぁ美味しいからいいや。
タマネギがうまぁー。



時刻は夜7時をまわり、だんだん薄暗くなってきた。
海の向こうに街の灯りが灯りだす。
ホテルは予約してあるから、別にフェリーの便が尽きるまでは慌てなくていい。
そうは言っても、暗くなるとついつい慌ててしまうよな。
慌てると休憩を取らなくなるんだ。

気がつけばかなり疲労した状態で走っていた。
簡単に言えば、運転しながらウトウトしかかっていた。

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いかんいかん。
コンビニでコーヒー買って、ホッと一息。
ついでに重たい荷物は全部宅配便で家に送ってやる。


気分転換に、友達に「淡路島だよー、明日は神戸だよー」って旨のメール送ったら、
「気楽な独身一人旅を楽しんでおいで」って返信が来た。
独身は関係ないだろ‥‥。
‥‥いや、あるのか。
ふむ。確かに一人旅は一人じゃなきゃ出来ないんだな。ふむ。



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妙な納得をしつつ、ようやく岩屋の「たこフェリー」乗り場に到着。
ギリギリ、夜20:20分発の便に乗り込めた。
バイクごとフェリーに乗るのは初めてなんでドキドキ。

たこフェリーが、ゆっくりと動く。
俺を乗せて、海を渡る。

窓からは明石海峡大橋が見えた。(ていうか、くぐる。)
朝にあの橋を渡ったんだ。
そして今、島を離れる。

雨に降られたりして大変だったけど、それもまた思い出だ。
楽しい一日だった。

多分、俺は淡路島の外側をぐるっと周っただけで、まだまだ俺の知らない魅力がこの島にはたくさんあるんだろう。
島の中央部は手付かずだし。
また、来るかぁ。
今度はステーキ丼を食べないとな。


そして、フェリーは明石港に到着した。
今日のところはホテルに泊まって身体を休めよう。

‥‥明石~京都への帰還についてはまた次の更新でー。







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