晩のオカズ作れって言われたのにプリンを作る

今日も曇ったり晴れたり、なんだか微妙な天気。
せっかくの日食は、薄雲を透かしてほんのりと「欠けてるかな?」ぐらいにしか観られなかった。
南の島ならバッチリだったんだろうけれどねぇ。
こんな嫌な天気の日には、キッチンで何か美味いものでも作るに限る。

外出しようと仕度しているオカンに、晩飯のリクエストはないか?と尋ねたら、
豚のひき肉があるから使い切って欲しい、との事。
オーケーオーケー。
オカンが帰ってくるまでに何か作っておくよ。

‥‥と、ここまではまぁ、良かったんだけれど。


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何故かお菓子を作っているし。
なんでやねーん。


いや、事情を明かせば長くなる。
さて何のオカズを作ろうか、というところで友人からメールが来てな。
次の休みあたり、俺がなにか手作りのお菓子でも振舞おう、と約束をしてしまったのだ。

「ふむ、お菓子かぁ。」
自作のデザートを人に振舞うのは大好きなので、心が浮き立つ。
ケーキ?クッキー?んー、暑苦しい。
なにかキリリと冷やして美味しいようなもの‥‥。
それでいて一風変わったもの‥‥


「ああ。アレが使えるかもねぇ。」
ふと、閃いたのがコレ。
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今から10年以上前の料理マンガ「鉄鍋のジャン!」に出てきた
「刈衣式スーパープディング」だ。

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「刈衣式スーパープディング」ってのは上がプリンで下がスポンジケーキ、その二つが繋ぎ目無しに混ざり合っているという不思議なお菓子。
「料理は学問!」と豪語する刈衣花梨というキャラが作ったデザートだ。
トロリンとしたカスタードプリンとふわふわしっとりのスポンジケーキの組み合わせ。
なかなか美味しそうで、いつか作ってみたいと思っていた。
この料理マンガにしては珍しく、ちゃんとしたレシピも載っているし、何故こんなふうに焼きあがるのかの説明もあるし、きっと作れるはずだと確信はしていたんだが。


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なにせ、ぶっつけ本番で作るにはちと怖いレシピだし、いっぺんテスト的に作ってみるかなー、って思ったのよ。
それで、晩飯を作るのを後回しにして、なにはさておきタマゴを泡立ててしまった。


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卵白は少量の砂糖加えてメレンゲに。
卵黄はバターとたっぷりの砂糖を加えて混ぜて、さらに薄力粉少々と、レモン汁、牛乳を混ぜる。
そして最後に全ての材料を混ぜ合わせて、生地は完成。


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できた生地は、なんというか加熱する前のカスタードクリームといった感じだ。
材料的にもまさしくそう。
メレンゲが入っているのが通常のカスタードプリンと違うところだけど、はてさて。


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天板にお湯張って、オーブンで蒸し焼きにした。
170℃で30分、130度で20分。
マンガの通りに焼いてみたんだが、ちゃんとスーパープディングになっているのかしらん?


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で、これが焼き上がった「刈衣式スーパープディング」の試作第一号。
思っていたよりも固い仕上がりになった(マンガと比べてだが)みたいだけど、ちゃんと上はねっとりむっちりとしたプリンになっている。
そして下は‥‥うーん、スポンジというよりはスフレケーキみたい。
でも、確かにふわふわだ。


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拡大したところ。
もっとグラデーション状に変化するのかと思っていたが、きっちりと層にはなるのだな。
でも、継ぎ目はない。


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ええと、こんな風に焼ける仕組みはこうだ。
やはり卵白のメレンゲが入っているのがミソ。
牛乳より空気を含んだ卵白の方が軽いので、上に集まってくる。
この時に小麦粉と卵黄も巻き込んで一緒に上がってきて、直火に炙られてケーキになる。
一方、下部には卵黄と牛乳が残り、天板に水張っているから温度があがらず、プリンになる。
焼き上がった後、ひっくり返せば「刈衣式スーパープディング」のできあがりだ。
うーん。理屈はわかるが面白い発想だなぁ。
さすがは「料理は学問」ってだけはある。

だけど、きっとこれは、ある程度お菓子作りの事知っている人じゃないと、別に不思議とも思わず食べてしまうのかもなぁ。
こういうものかと思って。
ま、それでもいいけれど。

きっとメレンゲの立て具合や、材料を混ぜる順番なんかで完成度はもっと高められるんだろう。
上にかけるソースによっては、かなり美味しいデザートになるだろう。

よし、もうチョイ、レシピを改良して今度来る客にはこれを振舞おう。

驚いてくれるといいなぁ。



さあて、片付け物をして、あとは‥‥‥


晩のオカズを作らんといかんのか。メンドクセ。
このプリンがオカズだ、って言ったら怒られるかなぁ?
(豚ひき肉使ってないからダメだろ)







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  • 『料理は学問!』

    Excerpt: ちなみに「鉄鍋のジャン!」で一番好きだった女性キャラは投稿タイトルがモットーの刈衣花梨でした。 (ところでWikipediaでは彼女のモットーは『料理は科学』となってるんですがどっちが正しいのだろう.. Weblog: 海驢blog racked: 2009-10-29 22:47