ひき肉たっぷりのミートソースパン

あれやこれや指導もしたものの、結局ウチの母親はホームベーカリーを使いこないままだ。
俺が命じられるままにせっせと食パンを焼いていたのだけれど。
仕事から帰って、タイマーで焼きあがったパンを取り出してたら、
「お前の作るパンには、味が付いていない。」
と、オカンに言われたのである。
「お前のパンには愛が無い!」とか言われるんならともかく、「味が無い」ときたか。

「朝っぱらから、なんて屈辱だ。」
夜勤明けでフラフラのところにこの台詞はないよな。
だって食パンだ。
バターやジャムを塗るのが前提のパンじゃないか。
そもそも、何も付けないでも、うっすらと甘い油脂と小麦粉の味がするはずなんだなぁ。

「たまにはお前、カレーパンとか作れへんのか?」
「‥‥ああ、そういう事か。」
いつもジャムトーストとコーヒーでは嫌だ、と。
要するに惣菜パンが食べたいのだな。

パン食の時はサラダにハムエッグでも付けるのが前提だったんだけど、
面倒でトーストとコーヒーだけで済ませるようになっている。
これは栄養的にはあんまりヨロシクない。
コンビニで売ってるような、ショボい具の入ったパンじゃなくて、贅沢にぎっしりと具の詰まった惣菜パン、ってのもいいよな。

しかし、カレーパンはなぁ。

「カレーパンは揚げなきゃ駄目なのだけども。」
「揚げ物、ダメ、ゼッタイ。」
「‥‥なんでカタコトやねん。」

まぁ、カレーパンでなくても、テキトーに味の濃いもの生地に包んで焼けばいいかぁ。
そんなワケで、夜勤明けの眠い目をこすりつつ、スーパーに走ったのだ。



とどのつまり、惣菜パンなんて何を入れたっていいんだ。
焼きそばパンでもコロッケパンでも。
さて、どうするべえ、と考えた挙句、今回はひき肉のミートソースパンにしようと決めた。
余ったらパスタに使えるしな。

画像

刻んだ玉ねぎとマッシュルーム、そしてたっぷりの牛ミンチをフライパンで炒める。
ベーコンかハムが冷蔵庫にあると思ってたんだが、いつの間にか無くなっていた。むー。
ちなみに挽き肉はたっぷり400g。
うん、多すぎるね。
「肉まん」をイメージしてみたんだけども。


画像

塩と胡椒と、トマトソース、ケチャップ、オールスパイスで味付けして、さらにカレー粉。
カレーパンへの未練が少しある感じで。

隠し味というには多く、キーマカレーになるには少なく、微妙な味になった。
まぁ、美味しいから良し。


画像

ただ、味見してみると、もひとつ食感が単調で寂しい感じ。
食材の種類が少ないんだよ。肉と玉ねぎとマッシュルームだけだから。
肉まんならシイタケやタケノコがコリコリしたりするのがアクセントになるんだが。
「あ。」
前にミートパイのレシピ見てたら、ゆでたまごを刻んで入れると美味しいって書いてあったなー。
ってんで、アドリブでゆでたまごを刻んで混ぜてみた。
今にして思うと、ニンジン刻んで入れても良かったのかもしれない。

ミートソースのようなカレーのような、良くわかんない具ができた。
そのまま冷ましてやる。あんまり熱いとパン生地に包めないからな。


画像

パン生地は不精して、パンミックス粉使って、ホームベーカリーの「生地」コースで作った奴を使用。
手ごねで作った奴より柔らかくてふにゃふにゃだ。
粉の配合くらい自分でやっても良かったかしらん。


画像

テキトーにちぎって伸ばしたパン生地に、たっぷりのひき肉ソースを載せてやって‥‥


画像

たたむように包んでやる。
かなり水分少なくしたとはいえ、具がパンから漏れ出したら悲しい&グロい。
しっかりと閉じてやって、ぐいぐいと丸めてやった。


画像

肉がギッシリの豪華な惣菜パンを作りたいんだから、なるべく具はたくさん入れたいんだが、欲張りすぎるとうまく包めない。
調度いい量がわかんなくて苦労したぜ。


画像

焼成。200℃で25分。
とりあえずパンのうち一つは俺の昼飯になる予定だ。腹減った。早く焼けろ。



焼けたー。
オーブンから焼き立てアツアツのパンを取り出して、一つは俺の昼飯に。
残りはオカンが適当に食べるだろう。

「あっちっち。」
焼きたてのパンを手の上で転がしながら(熱いからな)、パックリと割ってやる。
よしよし、具がたっぷりぎっしりだ。
材料費考えると、かなり贅沢なパンだと思う。


画像

トマトの酸味と、うっすらとカレーの風味。
そして、すっごい「肉」感。
刻んだタマゴの白身のプリプリした食感も楽しい。

パンの内側、生地にソースのしみこんだ部分がとろりとして、美味い。
なかなかに上出来だ。

「どや?こういうのが食べたかったンやろ?」
なんだかんだ言って、パンが焼けるのを楽しみにしていたオカンにも、一つ食べさせる。

「ふーん。」
「どうや?」
「‥‥なんか、すごい、ハンバーガーの味がする。」
「‥‥まぁ、ハンバーグをパンの中に入れたようなもんやしな。」
ていうかハンバーガー作れば良かったのか。

まぁそれでもおおむね好評。
あんまり日持ちはしないと思うんで、明日中には食べきってしまおう。

残ったソースはジップロックに入れて冷凍に。
気が向いたらパスタにかけよう。
あ、このままパイ生地で包んでミートパイにしてしまってもいいかなぁ。


パンの中に入れるために、具を調理するのは面倒くさい。
これからは、なんかオカズが余ったら、とりあえずパンに包む、という方がいいのかも。
カレーが余ったら焼きカレーパン、肉じゃがが残ってたら肉じゃがパン。
すき焼きの残りとか入れて、すき焼きパンとかも楽しいかも。


「‥‥今晩のオカズは、カツオのタタキなんやけどな。」
それをパンの中に入れるのは、止めといた方がいいんだろうなぁ。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

面白い
ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック