琵琶湖一周 迷子の旅 後編

水田地帯を抜け、湖岸道路(別名・さざなみ街道)をひた走る。
次の目的地は彦根だ。
そろそろ休憩も入れたいし、彦根城でも寄っていくか‥‥
と、その前に喉が渇いたので飲み物でも買おうと立ち寄ったセブンイレブンに‥‥

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なんか、いた。

人だかりができているでもなく、ただ、忽然とそいつは立っていた。
黒ウサギ‥‥?

あまりにシュールな光景だったので写真を撮ったら、こちらに気がついたクロウサさんが俺に手を振ってくれた。
俺も苦笑しながら手を振り返す。

「いやー。ははは。」
コンビニの前に座って掃除してた店員さんに、ペコリと頭を下げられた。

「‥‥あのクロウサさんは、このコンビニの人なんですか?」
「ええ、マスコットキャラなんです。」
ここのセブンイレブンには独自のマスコットキャラがいるのだ。
やはり彦根という土地柄か?(ゆるキャラ的な意味で)

今日はけっこう暑いのに‥‥クロウサの中の人には同情せざるを得ない。


そしていよいよ、彦根城。
ゆるキャラ大王、ひこにゃんのアジトである。

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さすがにあざとさは感じるものの、ひこにゃんはカワイイから好きだ。
むしろ、ひこにゃんが居なかったら、彦根城なんか来るもんか(それもどうだろう)。
駐車場(100円)にバイクを停めて、ひこにゃんのノボリがズラリと並ぶ道をテクテクと歩く。


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いやもうどこもかしこも、ひこにゃんだらけだ。
彦根城博物館には決まった時間に着ぐるみのひこにゃんが現れるらしいが、30分遅れで俺は生ひこにゃんに会えなかった。ちっ。

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観光案内所の前には、写真切抜きのひこにゃんがたむろしていた。
同時に複数いていいのか君たち。


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お土産屋さんがもう、えらいことになっていたと言わざるを得ない。
これはもう、ひこにゃん屋ではないのか‥‥というくらい、あらゆるお土産にひこにゃん。
ひこにゃん一点突破。

お店のBGMまで
「ひっこにゃん、ひっこにゃん、ひっこ、にゃんにゃん♪」
と、「ひこにゃん音頭」がエンドレスで流れている。
洗脳されるわコレは。


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俺も洗脳されたので、ひこにゃんステッカー買ってバイクにぺたり。
ジーク・ひこにゃん!
どんどんイヤンなバイクになっていく‥‥



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彦根城を後にし、また湖岸道路に戻って北へ。
今更だけど、琵琶湖の雄大な景色が、すごくいい。
広いなぁ。でっかいなぁ。
そして、その周りをつっ走るのは、気持ちいいなぁ。


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長浜に来た。「道の駅・近江母の郷」。
そろそろオカンにお土産の一つも買っておかないとマズいと気が付いた。「母の郷」だけに。
夜になっても走るのには困らないが、お土産物屋さんは閉店してしまうからな。
鮒寿司は買ってくるなと言われてるし、近江米ってワケにもいかんし‥‥

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ってことで、あゆ。うぐぅ。(わかりにくいネタはよせ)
鮎の甘露煮。美味そう。
火が通ってるからそうそう痛まないよな‥‥。


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あと、なんかニッキ水売ってたから買ってみた。
懐かしい‥という程には俺は年寄りではない。
ウチの親なら懐かしいかもしれないが、ここは俺が飲むのだ。

ぐび。
‥‥うぼぁー。
なに、この味。喉が焼ける‥‥。


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そろそろ琵琶湖も北部に近づいてきた。
夕方5時。
いよいよ急がないとなぁ‥といいつつ、長浜城をチラっと見。
秀吉が建てたんだっけ?日本史は疎い。(疎い上に「花の慶次」とかの知識が混じってて混乱してる)



黙々と、尾上へ。
気温も下がってきて、風も強くなってきた。
明るいうちにせめて琵琶湖北岸は越えたい。
でも、休憩はとらなきゃな。

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「道の駅 湖北みずどりステーション」で一服。


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あまりにも腹が減っていたので、ここでラーメンを食う。
激辛らーめん、750円ナリ。
野菜たっぷりのラーメンが出てきた。
うわぁ、めっちゃ美味しい。なにより温かい!
身体が本当に冷え切っていた事に、ここで気がついた。


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ラーメン屋の壁には、バイクの写真がびっしりと貼ってあった。
ここにツーリングに来た人の記念写真だろうか。
これは、どういう条件で貼ってもらえるのかなぁ。写真をマスターに渡すのか?
それともマスターが写真撮ってくれるのか?


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ちなみにこの「みずどりステーション」には「夕日と水鳥の里」というキャッチフレーズがついている。
曇り空なので真っ赤な夕日、という訳にはいかなかったが、それでも美しい夕方の光景が見られた。
夕方の湖面はしっとりと落ち着いた光を見せて、その空をシルエットになった水鳥が飛んでいく。
この場所に、夕方にたどり着くには今日このタイミングしか無かったのだ。
寝坊もしたし、アチコチ寄り道もしたから、夕方にここにいる。
タイミングってのは面白いもんだなぁ、と思った。



尾上を越えると、道はしばし、湖岸から離れる。
琵琶湖の北のあたりは道がややこしい。

布施のあたりでウロウロしてたら、路上でスイカ売っていたので何を思ったか衝動買い。
「この2500円のスイカ、2000円に負けたげるで?」
「うーん。もうチョイなんとか。」
「じゃあ、これで今日は終わりやし、こっちの3200円のを2000円にしたげるわ。」
「おーけー。それで。」
値切ったら、かなり負けてくれた。
俺としては2500円のスイカを1500円にして欲しかったんだけども。
お得だからいいか。

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マジェスティのメット収納スペースにはスイカがすっぽり入ります(笑)



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トンネルをごりごり抜けて、塩津街道。
道の端にお猿さんがいたので、急ブレーキ。
「おさるさんだ!」
叫んでカメラを向けたら、サッと山の中に逃げてしまった。

「‥‥猿は、去る。」
一応、言ってみた。


そろそろ暗くなり始めてきた上に。琵琶湖の北部でやっぱり道に迷う。
左回りで走っていたはずなのに、山道を抜けたら右側に琵琶湖が見えてきたときは焦ったぜ。
いつの間にか逆送していた。
逆に言えば琵琶湖さえ見えてればそうそう迷わないんだがなぁ。


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マキノを越え、今津へ。
「道の駅 しんあさひ風車村」。
オランダチックなでっかい風車が回ってた。
休憩所も売店も閉まっていたが、かろうじてトイレだけ使わせてもらう。


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‥‥なんか、ペンションみたいなファンシーな「道の駅」だなぁ。
ハーブティーとか出しそうな感じ。
公園とか菖蒲園とか併設されてて、開いていれば遊べそうな場所だが‥
今度右回りで来たときに寄ろう。



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白髭神社。琵琶湖に立つ丹塗りの鳥居。
厳島みたいだ。
ちなみに白髭神社に祀られているのは猿田彦命‥‥って手塚治虫「火の鳥」のアイツ?(違う)


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写真は補正してあるが、この時点でかなり暗い。
道は広くて、ありえないくらい先まで見通しがいい直線道路で、快適なんだけど、いかんせん寒い!
そろそろ大津市内に入るかなぁ。


完全な夜道になった中を、「ま、いっかぁ」とか言いながら走る。
大津から堅田に入ってしまうと、もうただの市街地だ。
比叡山ルートから京都市内に入ってしまおうかと思ったけれど、一応「琵琶湖一周」と言った以上は出発地点に戻らねばならん。
それがセリヌンティウスとの約束だ。メロスは走った。(←オイ)


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夜の8時40分、ようやく浜大津に帰還ー。

たかだか琵琶湖一周するのに何時間かかってんねん。
もちろん、行く先々で遊んだり、道に迷ったり、ウロウロしたりしたせいなんだけども。
もっとこう、ツーリングってのは駆け抜けるように進めなくちゃいけないんだろうなぁ。
俺はきっと、欲張りすぎだ。
だって、気になるものがあれば立ち止まって、良く見たいものなぁ。
遠くの街には楽しいことが一杯なのだ。

今度は淡路島‥‥と考えてたけど、奈良とか近場で距離と時間の感覚を養ってからの方がいいかも。
今の俺のペースだと淡路島は多分、日帰りじゃ無理だわ。
いっそ一泊するのか?
それもまた、楽しいかもなあ。

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